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2021年1月 給食だより

今年の年末・年始のお休みは、みなさんいかがお過ごしでしたでしょうか?
今年度もあっという間に、残すところ3ヶ月となりました。たくさん遊んで、色んなものを食べて、
すくすく成長した子どもたちは去年の春よりも、とっても頼もしい顔をしている様に思います。

《七草と七草粥 ~由来と意味~》

お正月料理に胃や腸が疲れてきたな、と感じるくらいに食べるのが七草粥です。その為、
七草粥はそれを理由にして食べるものだと思いがちですが、実はそれは後付けされた理由です。
本来の理由は、中国の『七日正月』という風習に由来します。『七日正月』とは七日を1つの
節目とし、その時に邪気を祓う為に七種の菜を汁物にして食べていました。これが始まりとなり、
年初めである一月七日には、一年の無病息災を願って七草粥が食べられるようになったと
言われています。この風習が日本へ伝わり、日本古来の若草摘みという風習に結びついて七草粥
となり、江戸時代に公式行事となりました。

《春の七草~意味と薬効は?~》

①せり:水辺の山菜。競り勝つの意。神経痛、止血、食欲増進

②なずな:別名→ぺんぺん草。なでて汚れを祓うの意。止血、利尿、便秘解消

③ごぎょう:別名→ははこ草。御仏体の意。咳止め、痰切り、風邪予防

④はこべら:別名→ひよこ草。繁栄がはこびるの意。歯痛、歯槽膿漏

⑤ほとけのざ:別名→たびらこ。仏の安座の意。痛み止め、解熱作用

⑥すずな:別名→かぶ。神様を呼ぶ鈴の意。胸やけ、胃炎、解熱

⑦すずしろ:別名→だいこん。汚れのない純白の意。咳止め、食欲増進、頭痛