おたよりinformation

6月の給食だより

今月号は子ども達の“食具の使い方”についてお伝えします。

保育園では子ども達ひとりひとりの状態に応じて、食事のマナーとしても大切な食具の持ち方を、無理なく段階を経てステップアップしていけるように日々声かけをしています!ご家庭でも是非ご参考になさってください。

 

① 食事の自立の第一歩!「手づかみ食べ」は大いにさせることが重要です! 手でつかみ口に運ぶ動きはスプーンを使う時の動きとよく似ています。「自分で食べられた!」という自立を促す体験をさせると自然と食べる事が好きになり、スプーンや箸への移行がスムーズになります。くちやテーブル周りが食べ物で汚れてしまいますが、この時期を大切に、少し辛抱してたくさん手づかみ食べをさせてあげることをおススメします。(0才~)

② スプーンを上からグーで握る「上手持ち」(おおむね1才頃)

③ 「上手持ち」が出来るようになったら下からグーで握る「下手持ち」で持ちます。

④ 「バーン」の指にして…

⑤ 持てる子はこのままの状態でスプーンを握ります。「えんぴつ持ち」(三点支持)(おおむね3才頃)

⑥ 手づかみで食べている子も「スプーンはどこかな?」などと問いかけると食具を持ち食べ進められるようになります。

上手な「えんぴつ持ち」ができると、スムーズに箸の練習に入れます。

⑦ まず1本から始めます。スプーンと同様に「バーン」の指で1本持ち、手首を反対の手で押さえて指だけでお箸を動かす練習をします。(箸に持つ位置がわかるように印をつけるのも◎)

できたら、もう1本を指の穴から通し反対の手のひらで長さを揃えます。

⑨ 長さを揃えたら、お箸が「くちばし」になるように中指の位置を確認します。

⑩ できたら音がカチカチとなるように開閉の練習をします。

食具の練習に焦りは禁物です!あくまで楽しむ気持ちと、本人のやる気を大切にトレーニングをすすめましょう♪子ども自身の「できた!」という達成感を大切に進めることがポイントです☆