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2月の保健だより

2月 3 日は 節分です 。 豆の事故に注意

小さな子どもが豆を誤って吸い込んでしまい、気管支などに詰まらせる事故が毎年起きていま
す。 1 歳前後 が多いですが、 4 5 歳 でも起きています。豆の種類としては ピーナツが最多、次い
で大豆、枝豆、アーモンドやカシューナッツ です。
豆を口にしたまま、何かに驚いたり、転んだり、泣き止んだりして、息を吸った瞬間、豆が気管
や気管支に入り込 んでしまいます。 詰まらせると呼吸困難に なり、命の危険があります 。取り除くには病院で大掛かりな処置が必要 で、なかには 死亡した例もあります。 誤嚥して、気管支炎や肺炎を引き起こす場合もあります。
日本小児呼吸器学会や消費者庁 では、 3 歳 頃 まで 豆やナッツ類 は与えないよう、呼びかけています。 小さく砕いても危険です。 個人差はありますが、大人に近い咀しゃく(食べ物を歯でかみ砕くこと) ができるようになり、飲み込んだり吐き出したりする力が十分に発達するのは3歳頃
だから です。 しかし 全米小児科学会の勧告によると、 4 歳までは窒息の危険性が高いようです。
もちろん 4 歳以降でも、遊び食べをする、歩き食べをしていてつまずく、口に入れている時に驚
くなど(=いずれも急に息を吸い込む)すれば、容易に窒息します。 何歳で あって も 、豆類を食べさせるときはお子さまが喉につまらせないよう、必ずそばで見守ってあげてください。