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2023年度6月 保健だより

6月に入り日ごとに気温が上がりジメジメとした湿気を感じることが増えたかと思うと、突然寒い日もあり服装や室内の温度管理が難しい季節ですね。薄着になってくると爪で自分の肌をひっかいてしまったり、お友達と遊んでいる時に相手の腕や足などに爪があたってしまい傷つけてしまうことがあります。また、これから夏にかけて伝染性膿痂疹(とびひ)も流行しやすくなってきます。それらを予防するためにも爪切りは大切です。今回は爪についてお話ししたいと思います。本格的な夏まであと少しです。体調に気をつけながら楽しい夏を迎える準備をしましょう。

爪って?

爪は根元の細胞で作られ、指先に向けて伸びていきます。

指先の保護や支えの役割があり、物をつまんだり歩く助けにもなっています。

スプーンネイル

爪の反り返りはスプーンネイルともいいます。まだ歩けないくらいの子どもは裸足で過ごすことが多く、ハイハイでつま先に力がかかるため爪が反り返ることがありますが、心配ありません。立って歩き、靴を使用するようになると自然に治るといわれています。

2枚爪

爪の先が2枚になることを2枚爪といいます。根元から2枚生えるものは2重爪といい別のものです。2枚爪の原因には乾燥と外的な刺激があります。
お家でのケアとしては、爪の割れた部分をテープで保護したり、切り取ってひっかからないようにした後保湿剤を塗ってみましょう。また靴の大きさもチェックしてみてください。靴が小さければ交換しましょう。

爪周囲炎

指しゃぶりや爪かみが原因で、爪の周りからばい菌が入り、
化のうして強い痛みを引き起こします。
指しゃぶり、爪かみが多い場合は定期的に爪をチェックしましょう。
乳幼児の新陳代謝は早く爪も早くのびます。
爪は薄く折れやすいためこまめに観察し
のびていたら切りましょう。

《爪の切り方》

“白い部分をほんの少し残し、爪の丸みを意識せず角張った状態に切る。
“角の部分をやすりで削る。

心配なことがあったら皮膚科の先生に相談しよう!