おたよりinformation

東品川だより12月号

今年も残すところあとわずかとなりました。

地域の皆様に見守られ、子どもたちの成長・発達に職員一同向き合えていることに感謝いたします。

 

今月は発表会がありました。0歳児クラスは手作りの楽器を用いた演奏、1歳児クラスは4月から慣れ親しんできた絵本「おおきなかぶ」を題材とした劇あそび、2歳児クラスはオペレッタ「てぶくろ」。

当日を迎えるまでの間、子どもたちと一緒に作りあげてきた発表会は、感動でいっぱいでした。

運動会後もそうでしたが、発表会後も同様に、その時披露したものを子どもたち同士で遊びの中で行ったり、8他クラスのダンスを踊ったりと楽しみが継続しているようです。

 

給食からは、「子どもの手先の発達と皮むき」についてのお話です。

当園で給食とともに提供しているみかん。子どもたちがむきやすいよう切り込みをいれた工夫を調理で行い、1,2歳児クラスでは「皮をむいて食べる」経験をしています。

果物の皮をむいて食べる行為は1歳9か月頃からとは言われていますが、発達の個人差にも目を向けた配慮をしながら、自分でむけるように支援しています。

皮をむく、といっても、一方の手で支え、他方の手で皮をつまんで引っ張る必要があり、指先で皮を引っ張るつまむ能力。

右手と左手がそれぞれ別の動きをする分離とバランス感覚も必要となってきます。

周囲の大人が良かれと思って皮をむいたままずっと与え続けていると、皮をむく経験をしないままになってしまいますので、ぜひご家庭でも少しの工夫で子どもたちが意欲的に挑戦できるよう働きかけて頂けたらと思います。